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天然ガスや石炭等を出発原料として、メタン(CH)の水蒸気改質反応により、一酸化炭素と水素からなる合成ガスを製造します。次に、この合成ガスからDMEを製造しますが、大きく分けて、「メタノール脱水法」(間接合成法)と「直接合成法」の2つがあります。「メタノール脱水法」(間接合成法)は、合成ガスから製造されるメタノールの脱水反応によりDMEを製造する技術であり、技術的には確立し、現在はエアゾール用噴射剤等のための小規模生産が行われています。
「直接合成法」は、合成ガスから直接DMEを製造する技術であり、「固定床反応方式」と「スラリー床反応方式」があります。現在、JFEホールディングを中心に10社の共同出資により設立された有限会社DME開発(北海道白糠町)が、経済産業省の支援を得て、スラリ床反応方式の100トン/日の実証プラントを建設し、平成15年から平成18年にかけて、本格実用化のための運転研究を行い、成功裡に試験を終了しました。


DEM100トン/日直接合成実証プラント外観((有)ディーエムイー開発提供)

DME製造技術