LPGC WEB通信  Vol.27  2016.06.10発行 

三重県鈴鹿市で講習会を開催

 この講習会は、経済産業省から委託を受けて行っている講習会です。今年度の講習会は2
5回を予定しており、今回がその1回目になります。


 今回は三重県鈴鹿市の「鈴鹿市生活学校」より依頼を受け、講習会を開催しました。
「鈴鹿市生活学校」では、日々の生活における問題点や改善点を会員間で話し合い、積極的
に生活の向上に努めていくこと目的としており、今回の講習会ではLPガスの基礎知識や強
み等について改めて勉強しなおすために、講習会の申し込みを頂きました。
「知って納得、使って安心」というテーマのもと講習を行い、当日はみなさんとても熱心に
受講して下さり、質疑応答でも多くの質問を受け、非常に有意義な講習会になりました。

 □開催日    :平成28年5月15日(日)
 □開催場所   :三重県鈴鹿市神戸1丁目17-5
          鈴鹿市役所別館第3 2階会議室
 □受講者    :鈴鹿市生活学校 会員28名
 □主な講習内容
  ・LPガスの基本的な特徴(ガスの性質等)
  ・輸入・備蓄
  ・FRP容器
  ・料金・契約について
  ・災害時におけるLPガスの強み
  ・国のエネルギー政策について



【会場の鈴鹿市役所別館】

 鈴鹿市のキャッチコピーは「さぁ、きっともっと鈴鹿。海あり、山あり、匠の技あり」。
 モータースポーツや自動車産業が盛んであり、海や山にも恵まれ、鈴鹿墨や伊勢型紙(着
物等に使われる染色用の型紙)などの伝統工芸品もあり、歴史と文化に恵まれています。



【講習会の様子】

 ■受講者の構成
  LPガス            :15人
  都市ガス            : 3人
  オール電化           : 7人
  IHクッキングヒーターのみ電化 : 2人
  不明              : 1人

 質疑応答の際に都市ガス利用者の方から「災害時のためにLPガスを備蓄したい」等
の意見がありました。LPガス利用者だけでなく、都市ガスやオール電化のユーザーに
もLPガス需要がある事を再認識しました。


 
■関心のあるテーマについて(アンケート:複数回答可)
  災害時(非常時)対応       :14
  価格動向             :10
  最新のガス消費機器等       : 9
  料金の内容            : 6
  LPガスの環境特性        : 6
  需給動向             : 4
  消費者相談所に寄せられた相談内容 : 2
  保安               : 1
  販売店の切替え          : 0

 
■受講者の感想
  ○LPガスの素晴らしさがよくわかった。
  ○災害時の有用性がよくわかり、安心した。
  ○LPガスが長期保存できるのは知らなかった。劣化しないのは魅力的だと思った。
  ○FRP容器についてもっと詳しく知りたい。
  ○LPガスと都市ガスの違いが今回の講習会でよくわかった。
  ○値段が安いという事で都市ガスに変えたが、今回の講習会でLPガスの利点がわか
   り、もっとよく検討してから変えるべきだと思った。

 全体的に、LPガスの強みについてよく勉強できたという感想を頂きました。LPガ
スを利用している方は半数強(28人中15人)でしたが、LPガスユーザー以外の方
からも反響を頂きました。
 また、関心のあるテーマについてアンケートを行ったところ、
熊本の震災の影響もあ
るためか、災害時対応についての関心が強い事が分かりました。次いで価格動向、最新
のガス機器が続きます。今回の講習会では主に災害時対応等のLPガスの強みについて
主に講習を行ったため、ガス機器についての詳細説明は行いませんでしたが、コンロや
給湯器だけでなく、発電機やエネファーム等、火だけに留まらない多様なガスの活用法
の紹介は、LPガスの魅力を伝える上で特に有効であると感じました。

 (広報室/高梨裕史)