LPGC WEB通信  Vol.41  2017.08.10発行 

東京都大田区で講習会を開催

今回は、東京都大田区「糀谷生活学校」(委員長 手塚 澄子氏)より、同校の研修項目とし
て、LPガスについて学びたいとのご要請を受け、約20名の参加者を集めての講習会を開催
しました。
京浜急行空港線大鳥居駅から、徒歩5分の萩中公園内に位置するする講習会々場は、住宅地の
真只中にあり、受講者は大部分が都市ガス世帯で、LPガスはゼロ、オール電化が2名の構成
でした。


会場の「大田区萩中集会所」

当日は「知って納得、使って安心」をテーマに、もともと災害対応力の高いLPガスの基礎知
識や、過去の災害時の教訓や基にLPガス業界が取り組んでいる供給体制の強靭化の現状を、都
市ガスとの比較も交えながら、いざ大規模地震が発生したときに備え、平常時からのLPガス
の使用及び心構えやチェックポイント等について講習しました。
また、テキストや資料に加え、東北震災で活躍した災害対応型バルクシステム導入例の動画
(日本LPガス団体協議会制作)も活用して、災害時に強いLPガスを説明しました。
併せて、2月に経済産業省からLPガス料金の透明化及び取引適正化に係る具体的措置につい
て発表があったこともあり、消費者としておさえておくべき料金のこと、契約のことについて
もLPガス消費者の課題として触れました。
教材は、当講習会用に作成したテキストに加え、当センターで発刊した消費者向け啓蒙冊子
「LPガスのある暮らし」を使用しました。この冊子は、スマートフォンでも閲覧できます。

 
 
 当日のテキスト LPガスのある暮らし(画像をクリック) 

また、FRP容器を展示し、見て触れていただき、都市ガス世帯やオール電化の場合は特に、
庭先でのBBQ利用やファンヒーター等で平時も災害時も活用できるLPガス利用形態である
事と、現在モデル検証中で普及には暫く時間を要するが、期待してほしい旨呼び掛けました。

 講師デビューで熱が入る講師
 
熱心に聴講される受講者

□開催日  平成29年7月21日(金)13:30~15:00
□受講者  20名
□開催場所 大田区萩中集会所

□東京都  家庭用業務用消費量    617千トン(平成28年 日本LPガス協会データ)
      人口        13,600千人 (平成29年5月住基台帳べース)
      世帯数        7,070千世帯(同上)
□大田区  人口           722千人 (平成29年5月住基台帳ベース)
      世帯数          385千世帯(同上)

□講習内容 ①エネルギー政策におけるLPガスの位置づけ
      ②LPガスの基礎知識 - 特徴、輸入、備蓄、用途、料金、契約等
      ③災害時におけるLPガスの役割について
      ④LPガス販売指針
      ⑤LPガスの料金と契約について大切なこと

□受講者のエネルギー構成
      ○LPガス         0名
      ○IHヒーターのみ電気 0名
      ○オール電化      2名
      ○都市ガス      15名

      ○無回答        0名

□受講者のご感想(アンケート結果)
有難いご意見・・・
・LPガスについて知識が得られた。特に災害に強い!こと。
一方でこのようなご意見もありました。
・普段都市ガスを使っているせいで、LPガスにあまり感心がなかったですが、いつ来るかわか
らない災害、その時には良いと思うのでこれから色々勉強したいと思います。
・販売所は区に何ヶ所位あるか、価格について一番気になる。
・LPガスというもの、はじめて知りました。災害時にはとてもすばらしい働きをするものです
ね。(FRP容器は)一般家庭にはこれからですが、どんどんまず認知してもらいたいです。
・災害時FRP容器の必要性を感じた。

講習会終了後、委員長他役員の方から「大変勉強になりました。参考になりました。」とのコ
メントをいただき、今回が講師デビューである私にとり地域の皆さまのお役に立てることがで
き、講習会の効果を感じました。

今後も、より多くの消費者にLPガスの有用性を再認識いただくと共に、「かしこい消費者」
を目指していただくため、一歩踏み込んで料金・取引について認識を深めていただくべく、講
習会メニューに工夫を加えていく所存です。
また、LPガス世帯・エリアのみならず、今回同様、非LPガス世帯・エリアに対しても、L
Pガスの良さをお知らせしたく、講習会のご要望をお待ちしております。
(広報室/中谷 嘉行)