LPGC WEB通信  Vol.105  2023.02.10発行 

 トルコ・シリアでの地震に際し

「今般のトルコとシリアでの地震に関し、世界LPガス協会より以下のメッセージがありましたので、共有させて頂きます。」

WLPGA会員の皆様へ。
皆さんは、壊滅的な地震と恐ろしい人命の損失の後、トルコとシリアからの恐ろしいニュースや画像をご覧になったことと思います。また、その余波で何十万人もの人々が避難所を失い、災害をさらに深刻なものにしています。 災害直後の救援にはLPGが欠かせませんので、トルコLPG協会からの呼びかけに応えていただくようお願いしています-下記をご覧ください。
少しでもお役に立てればと思いますので、よろしくお願いします。被災地の状況は非常に悪く、一刻を争う状況です。
トルコLPG協会会長のEyup Aratay氏(eyup.aratay@ipragaz.com.tr)と直接連絡を取ってください。
よろしくお願いします。

ジェームズ・ロックオール
CEO兼マネージング・ディレクター
世界LPG協会



親愛なる皆様へ

ご存知のように、トルコは月曜日の早朝にマグニチュード7.7の大地震に見舞われ、その数時間後には7.6の強い揺れが続き、トルコ南東部の地域が平らになり、無数の家族が助けを必要とする状態にあります。これは過去80年間で最悪の災害であり、下の地図は、約1350万人の居住者が影響を受けた地域を示しています。



55時間後に7,500人以上が死亡、数千人が負傷したと公式に発表されていますが、この数はさらに増えると予想されています。数千の建物が瓦礫と化し、トルコの救助隊は、地震で何千もの建物が倒壊した後、生存者を探すために必死で瓦礫をかき分けていますが、大雨と雪が救助活動を妨げています。
トルコは第4レベルの警戒態勢を宣言しており、レベル4の警報状態には、国際的な救助要請が含まれております。世界各国政府は、トルコの国際支援の要請に迅速に対応し、救助隊を派遣し、援助の申し出を行っています。多くの国が救助隊を派遣し、閉じ込められた市民を発見し解放するための途方もない努力が続けられている被災地を支援しています。夜には気温が-5℃まで下がる寒冷湿潤気候がこの地域を通過しているため、その挑戦はさらに妨げられ、被災者の生存を確保するために暖かさと快適さを提供することが不可欠となっています。
トルコのLPG業界では、自社施設、ディーラーショップ、オートガススタンド、そして従業員とその家族の家屋が大きな被害を受けました。私たちは、地域の充填工場やターミナルで事業を維持し、従業員を支援するために最善を尽くしています。
しかし、被災者の方々を支援するための暖房器具や調理器具が特に不足しています。
そこで、これらの機器の提供について、皆様のお力添えをお願いする次第です。今回の地震で被災された方々は、極寒の地で暖房器具を持たずに生活しています。残念ながら、私たちがトルコで手にしている暖房器具の数量は、彼らのニーズを満たすには十分ではありません。皆様のご支援により、寒さで凍えることを防ぎ、多くのものを失った人々に希望と安らぎを与えることができます。
この困難な時期に、皆様のご支援をお待ちしています。私たちは、この災害で被災された方々の生活に変化をもたらすことができるのです。
よろしくお願いします。

トルコのLPG業界を代表して
エユップ・アラタイ
TLPGA会長
 (調査研究部/田中 耕一)