LPGC WEB通信  Vol.55  2018.10.10発行 

消防学校で講習会を開催

今回のLPガス講習会は、初めて行います消防学校(長野県消防学校)の生徒を対象に開催しました。
長野県消防学校は、毎年、県内の消防士、救急救命士を育成するため4月から約半年間にわたり実習等の訓練教育を実施しています。そのため消防活動等に役立つ知識習得として、LPガスの重要性、有用性に関する基礎知識や災害時のLPガス対応等、授業の一環としての講義要請が、長野県LPガス協会を通じてありました。

 長野県消防学校

長野県消防学校は、JR信越本線「篠ノ井駅」から約4.5km、近くにオリンピックスタジアムや千曲川が流れている場所にあります。
 
 訓練設備棟

 消防機器等の展示


長野県消防学校は、「地域防災プロ」である消防職員や団員の教育訓練を始め、人命救助訓練や燃焼実験、ドクターヘリの連携訓練、山岳救助訓練など専門的な演習を行っています。

 講習会風景

 FRP容器の紹介

講習内容は、講習受講者(65名)のほとんどの方が今春に学校を卒業されたと消防学校の教官より聞いていたため、LPガスの安全性、安全器具等のLPガス基礎知識を中心に安心・安全な生活を支えるLPガスを説明、併せてFRP容器を紹介しました。近年、何処かで災害が発生していることから、災害時対応に強いエネルギーのLPガスを説明して、最後にLPガスの事故やその対処内容等を紹介し、日頃から消費者が適切にLPガスの取り扱いをしていただくため、LPガス器具の安全性や各種LPガス安全装置等を説明して、LPガス保安対策の対応等に関する理解を深めていただきました。


LPガス災害バルク

可搬式LPガス発電機、炊き出しステーション

長野県危機管理防災課は、長野市の指定避難所である長野県消防学校の屋内訓練場を平成29年度LPガス災害バルク設置先に選定、導入しました。

消防学校でのLPガス講習会の開催は初の試みでしたが、消防活動等に役立つ知識習得として、①消火活動時のLPガスボンベの扱い②LPガス容器のガス放出防止器付高圧ホースに関する内容も説明をして、受講者や教官へのご理解を得たと考えます。
講習会(授業)が終了し、教官より今回の授業では消防活動時にLPガスの危険性やその対処等について考えることができ、有意義だったとの評価もいただきました。
今後、他の都道府県LPガス協会を通じて他消防学校に対しても、講習会という形で、安心・安全で災害に最も強いエネルギー「LPガス」の広報活動を継続したいと考えています。


□開催日    平成30年9月11日(火)10:00~11:30
□受講者    生徒65名、同校教官2名、長野県LPガス協会1名、計68名
□開催場所   長野県消防学校 救急実習室
□講習テーマ  「生活を支えるエネルギー・LPガス」
□講習内容   ①環境にやさしいLPガス
        ②災害に強いLPガス!
        ③LPガス保安対策

□講習会後のアンケート結果抜粋
【アンケート結果】→アンケート回収:65人
○満足度
十分満足            :42人
どちらかと言えば満足      :23人
どちらかと言えば満足できなかった: 0人
満足できなかった        : 0人
※「十分満足」「どちらかといえば満足」の割合:100%

○参加者の年齢・性別
・10代:17人 20代:48人
・男:50人 女:15人

○受講者のエネルギー構成
・LPガス       22人
・オール電化      26人
・都市ガス       15人
・IHヒーターのみ電気  2人

今後も、より多くのLPガス消費者及び他エネルギーの消費者にもLPガスの有用性を再認識してもらい、より多くのLPガスのファンを創造するため、最強のエネルギー「LPガス」を選択肢の一に加えられるために、各々の状況に合ったメニューで講習会を開催していく所存です。
お申込みをお待ちしています。
(広報室/柳田 時男)