LPGC WEB通信  Vol.69  2019.11.28発行

LPGC講演会 開催報告

 令和元年11月14日(木)、AP新橋(東京都港区新橋)においてLPGC講演会を開催し、146名の方々にご参加いただきました。
 第一部「国際エネルギー情勢とエネルギー政策」では、経済産業省 資源エネルギー庁 国際資源エネルギー戦略統括調整官 金子 知裕 氏より「エネルギーを巡る国際情勢について」と題して、我が国のエネルギー政策に関する多国間及び二国間の枠組みや国際資源戦略等について詳しく解説していただきました。
 第二部「災害対策の現状とLPガスの役割」においては、経済産業省 大臣官房 総務課 危機管理・災害対策室長 茂木 正 氏より「経済産業省の災害対策と中小企業の防災・減災対策について」を、先般発生した台風15号・19号の被害状況を中央行政の立場から解説いただき、併せて今後の課題について説明いただきました。また、岐阜市 教育委員会事務局 社会教育課 社会教育・公民館係 副主査 岡本 貴広 氏より、「岐阜市の防災対策の現状と課題~公民館の防災上の役割~」について、地方行政の立場から岐阜市の防災対策の現状及び災害バルクの導入事例を紹介していただき、現実問題を交えながら興味深いお話を伺うことができました。


講演会場(AP新橋)

 当センター岩井理事長 挨拶
資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油流通課 LPガス産業担当企画官 谷 浩 氏 来賓ご挨拶

第一部「エネルギーをめぐる国際情勢について」 金子 知裕 氏 ご講演



第二部「経済産業省の災害対策と中小企業の防災・減災対策について」 茂木 正 氏 ご講演



第二部「岐阜市の防災対策の現状と課題~公民館の防災上の役割~」 岡本 貴広 氏 ご講演



第二部「災害バルク導入補助金の運用状況と広報戦略」 当センター 嘉村専務理事 講演




いただいたアンケートの結果をご紹介します。
講演内容について
  • エネルギー政策については、このような機会がなければ知ることのできない内容であり、大変参考になったとの意見と、LPガスの話があまり出てこなかったので物足りなかったとの意見が多く見受けられました
  • 人命を奪う自然災害発生から日が経っていない現状において、生々しい災害現場の実情を知ることができ自社の災害対策を見直す上で役に立ったという意見がいくつかありました
  • 岐阜県の対応については、一つの地域の実情を事細かに知る機会がなかったので、とても参考になったとのことでした
講演会の運用について
  • 新たなテーマに対する要望は、「LPガスの主にアジアに関する海外事情」「AI、IoT等、LPガスと情報技術に関すること」「外国人労働者の雇用について」等、比較的、身近で関心の高い話題を挙げていただきました
  • その他、発表会場や講演会の進め方に関すること等、参考意見をいただきましたので、次回開催に向けて調整してまいります
  • LPガス事業の新たな展開を期待する話題を提供できるよう検討します
最後に
  • 今年度も、当センター主催の「LPGC講演会」へ多数の方々にご参加いただき、大変感謝しております。また、講演会の趣旨にご賛同いただき、ご多忙中にもかかわらずスピーカーを担っていただいた講演者の方々にも、改めて御礼申し上げます
    ありがとうございました

  • 講演内容に関して「エネルギー政策のなかに、LPガスの話があまり出てこなかった」との意見がいくつか見受けられました
    LPガスを取り巻く環境は、災害バルクへの関心の高さ、LPガスハイブリット車への新たな展開、非常用発電機のLPガスへの燃料転換推進等、LPガス利用機会の拡充を図ることができる追い風を感じています
    エネルギー政策における地位向上を目指す好機だと思います

 (LPGC講演会事務局)