LPGC WEB通信 Vol.72 2020.03.10発行
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岩手県花巻市でLPガス講習会を開催 |
去る2月3日に、LPガス講習会を開催しましたので、ご報告いたします。 今回は、東北地方LPガス懇談会に消費者委員としてご出席いただいている、岩手県代表・千葉ときこ様(岩手県婦人消防連絡協議会・会長)のご紹介により、(公財)岩手県消防協会様より「令和元年度 婦人消防指導者研修会」の一コマとして、「災害時におけるLPガスの活用方法について」の講習会の開催を受講者180名(岩手県内の婦人防火クラブ員、及び婦人消防協力隊員、消防職員)にて当センターにご用命いただきました。 会場は、花巻駅より車で20分程度の「ホテル千秋閣」1階大ホールで行われ、受講者はLPガス世帯71%で、都市ガスは3%、オール電化が26%の構成でした。 |
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会場の「ホテル千秋閣」 |
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当日の講習は、近年発生している大災害でLPガスは途絶や二次災害がなかったこと、東日本大震災後の国のエネルギー政策にて、強靭なLPガス供給体制作り設置された、中核充填所や災害対応LPガスバルク、LPガスで発電可能なこと、LPガスは劣化しないため備蓄に適している等、災害に強いLPガスのメリットを中心に、FRP容器の紹介も行いました。また、LPガスの基礎知識に関しても併せて講習しました。 尚、今年度の講習会は、ペーパーレス化の一環として、昨年度まで受講者にお配りしておりました、講習毎の個別テキスト(紙ベース)の配布を全てなくし、プロジェクターでの投影、及び一部既存の各種リーフレット/パンフレットの配布で行いました。 講習会を振り返って、当センターのLPガス講習会は、研修会の趣旨に非常に適したものでした。 また、受講者は全て消防関係の方々で、東日本大震災の際、軽トラックにLPガスボンベと炊出し器具を積んで被災地を駆け回り救援にあたった岩手県各地区の婦人消防協力隊の指導者の方々が中心でした。2日間の研修の最後の講義はお疲れの中きつかったと思いますが、皆熱心に講習をご聴講いただきました。 岩手県消防協会の事務局の方(元消防隊員)でも、LPガスの発電機、GHPの存在を知らない方もおられ、アピールできたと思います。 |
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講習会 熱心に聴講される受講者 講義中の様子 |
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☐配布資料
□岩手県概況 家庭業務用消費量 100千㌧(平成30年度日本LPガス協会データ) 人口 1,223千人(令和2年1月時点) 世帯数 528千世帯(同上) 花巻市概況 人口 93千人(令和2年1月時点) 世帯数 37千世帯(同上) □受講者のエネルギー構成 ○都市ガス 4名 ○オール電化 40名 ○LPガス 110名 ○回答無し 1名 □受講者のご感想(アンケート結果) |
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<ご意見>
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このほか、多数の方々からご意見等をいただきました。今後の講習会に活かしていきたいと思います。 今回の講習会は防災中心ではありましたが、今後より多くの消費者にLPガスの有用性を再認識いただくと共に「かしこい消費者」を目指していただくため、料金・取引についても一歩踏み込んで認識を深めていただくべく、講習会メニューに工夫を加えていく所存です。 更には、LPガス世帯エリアのみならず、都市ガス・オール電化等世帯エリアに対しても、LPガスの良さをお知らせしていくため、都市部において、また幅広い世代に対してPRしてまいります。 |
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(広報室/中谷 嘉行) |