LPGC WEB通信  Vol.73  2020.06.10発行 

令和元年度第二回理事会 開催報告

 一般財団法人エルピーガス振興センターの「令和元年度第二回理事会」が去る2月26日、日本LPガス協会会議室において開催され、主な議題であります「令和2年度事業計画及び収支予算」等についてご審議をいただきました。


1.事業計画
 (1)事業概要
     令和2年度は、現状として、次に掲げる事業への取り組みを計画しており、掲げ
    る事業には、公募への応募案件も多く含まれています。
     
     ①調査研究事業として、LPガス販売事業者に、経営や小売販売状況の実態、LP
      ガス価格の透明性確保や消費者への情報提供の実態をアンケートし、とりまとめ
      る調査、全国9ヵ所でLPガス懇談会を開催する等の「石油ガス流通・販売業経
      営実態調査」については、国による公募に企画提案を提出する予定です。

     ②LPガス販売事業者の構造改善推進のため、系列を超えた波及効果が見込まれる
      事業等に要する費用を助成する「LPガス販売事業者の構造改善推進事業に対す
      る補助事業」は、国による公募に企画提案を提出する予定です。

     ③大規模災害時等で系統電力や都市ガスの供給が途絶した際に、その機能を維持す
      ることが必要な施設や避難所となり得るような施設等社会的重要インフラの機能
      を維持するため、自家発電設備及びその稼働を確保するための燃料を備蓄する石
      油ガス災害バルク等の設置に要する経費に助成する「石油ガス災害バルク等の設
      置に対する補助事業」のうち令和元年度補正の事業は、国による公募に企画提案
      を提出、実施団体としての交付決定を受け次第、来月より実施予定です。

     ④③と同様の石油ガス災害バルク等の設置に要する経費に助成する「石油ガス災害
      バルク等の設置に対する補助事業」のうち令和2年度の事業は、国による公募に
      企画提案を提出する予定です。

     ⑤平成31年度の「石油ガス災害バルク等の設置に対する補助事業」について、繰
      り越された案件の執行を実施いたします。

     ⑥産油天然ガス権益・安定供給の確保に向けた資源国との関係強化支援事業のう
      ち、産油・産ガス国産業協力事業として、産油・産ガス国と我が国との関係強
      化、安定的かつ低廉な供給確保を図ることを目的に、LPガス国際セミナーの開
      催等を行う「産油・産ガス国産業協力等事業」については、国による公募に企画
      提案を提出したところです。また、LPガス関係国との協力強化を図る「国際協
      力事業」については、引き続き実施する予定です。

     ⑦技術開発事業として、脱炭素化やLPガス利用拡大につながる国内外の技術動向
      について、関係団体等とも連携して幅広く情報収集いたします。

     ⑧ 広報活動として、LPGC講演会の開催、賛助会員へのメールマガジンの定期配
      信及びホームページを通じた情報発信等の事業を実施いたします。


2.収支予算
 収支予算(案)につきましては、さらなる支出の削減等につとめることで収支予算は「当期経常増減額」△11,533千円となりました。
一方、移行法人としての「公益目的支出計画」に基づき、毎年35,000千円を費消することとなっており、こちらの計画も着実に進めていくことにしております。
(総務部)