LPGC WEB通信  Vol.80  2021.01.04発行 

 新年のご挨拶



 新年あけましておめでとうございます。旧年中は当センターへのご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、新型コロナウイルス感染症の影響は、新しい生活様式やDX(デジタルトランスフォーメーション)など経済社会活動に大きな変化を生み出し、エネルギー情勢にも大きな影響が見られ始めています。温暖化ガス排出を減少させネットゼロを目指すカーボンニュートラル政策は、先行する欧州と同様に我が国も、2050年ネットゼロの方針が示されました。今後、技術開発・投資によりエネルギー需給構造の大幅な見直しが進む中、改めて、将来の位置づけを意識したエネルギー毎の特徴を生かす着実な取り組みが求められています。
こうした中、我が国のエネルギー基本計画、国土強靭化計画で高い位置づけを得ているLPガスも、その特徴を生かす取り組みの重要性が高まっています。当センターは、こうした取り組みの一助となれるよう、着実に事業推進いたします。

当センター主催の昨年のLPガス国際セミナーは、コロナ禍で残念ながら中止となりましたが、改めてLPガス国際セミナー2021を、本年3月2日~3日に大手町の日経ホールで開催予定です。テーマは、「多様性とWith コロナの時代~LPガス市場の挑戦」としました。アジアのビジネス動向や投資環境を話し合う初開催の「LPガスアジアフォーラム」とともに、感染症対策をしっかり行いつつ、リモート参加も可能なハイブリッド開催とする予定です。皆様の多数ご参加を期待いたします。

 昨年、全国9地域ごとのWEB会議で実施しましたLPガス地方懇談会は、料金透明化・取引適正化、コロナ禍の状況、災害対応の3つのテーマで、消費者や事業者、国、自治体の参加を得て、率直な意見交換を行いました。今年も、懇談会等の広報事業を一層充実いたします。また、WEBによる販売事業者調査は、経営実態、取引適正化・料金透明化等について、国や関係団体のご協力を得て、施策検討に資するよう、適切な調査方法・分析の実施に努めます。

 補助金事業のうち、災害バルク導入補助事業は、補正と本予算で約40億円の補助金を、災害時の避難所、医療・福祉施設等を運営する団体に交付予定です。本事業では、広報として既設の広報用WEBサイトの改修も行います。また、構造改善推進事業は、約5億円の補助金を、遠隔開閉栓等システム等を整備する事業者に交付予定です。両事業とも、現在、補助事業の実施確認中で、その適正な実施に努めます。

 本年も当センターの各事業へのご理解とご支援をお願いし、LPガス業界の益々の発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。