LPGC WEB通信  Vol.92  2022.01.04発行 

 新年のご挨拶



 新年あけましておめでとうございます。旧年中は当センターに対し、格別のご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、約2年間に亘るコロナ禍は、社会経済活動に変化を生み出し、国際エネルギー情勢にも大きな影響を及ぼしました。カーボンニュートラル(CN)政策は、2050年の温暖化効果ガス、ネットゼロの方針の下、我が国でも技術開発・投資によるエネルギー需給構造の見直しに向けた動きが始まり、エネルギー毎の特徴を生かす取り組みが待ったなしの状況です。
昨年10月、CN対応を織り込む第6次エネルギー基本計画が閣議決定され、その中でLPガスも、レジリエンスや環境特性等の特徴を生かす取り組みが求められています。当センターは、こうした取り組みの一助となれるよう、着実に事業推進いたします。

昨年のLPガス国際セミナーは、コロナ禍の影響で、無観客で事前収録した講演の配信としました。本年も、世界のコロナ禍の現状に鑑み、3月1日~2日にオンライン配信で開催予定です。テーマは、「LPガスを通じた低炭素社会への挑戦と課題」とし、テーマに沿ったパネルディスカッションも実施予定です。アジアLPガスフォーラムとともに、最新のLPガス需給とCNに向けた世界の取り組み、アジア諸国の投資環境等の最新情勢を配信する予定です。皆様の多数のご視聴を期待いたします。

 昨年、全国9地域毎にWEB会議で実施したLPガス地方懇談会は、料金透明化・取引適正化、災害対応という2つのテーマで、消費者や事業者、行政の参加を得て意見交換を行いました。WEBによる販売事業者調査は、経営実態、取引適正化・料金透明化等について、国や関係団体のご協力を得て、施策検討に資するよう調査方法・分析の改善に努めました。今年も、こうした国の委託広報事業を一層充実させていきます。

 災害バルク導入補助事業は、補正と本予算で約33億円の補助金を、災害時の避難所、医療・福祉施設等を運営する団体に交付予定です。本事業では、制度広報として、昨年10月、展示会出展を行いました。また既設の広報WEBサイトのデータ更新等も行いました。構造改善推進事業は、約5億円の補助金を、LPガス販売事業の合理化・効率化に取り組む事業者に交付予定です。両事業とも、現在、事業の実施確認中で、その適正な実施に努めます。

 本年も当センターの各事業へのご理解とご支援をお願いし、LPガス業界の益々の発展と皆様のご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。