令和５年度東北地方ＬＰガス懇談会が開催されました

経済産業省資源エネルギー庁の委託事業「石油ガス流通・販売業経営実態調査」として、当センターが実施する東北地方ＬＰガス懇談会が、去る9月11日に開催されました。対象の青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の消費者委員、事業者委員、学識経験者委員、自治体及び行政が出席しました。本年度のテーマとして予め設定した、 ①ＬＰガスの料金透明化・取引適正化について ②保安（ＬＰ事故の発生状況等）各テーマについてそれぞれ活発な意見交換が行われました。本年度も、テーマに基づきエリアを越えた共通課題に対し、従前にも増して議論が深まりました。
１ＬＰガス懇談会について
（１）目的　　ＬＰガス取引適正化の観点から、ＬＰガスの諸問題について、消費者団体、　　　　　　　事業者団体、自治体、学識経験者等が一堂に会して意見交換・議論を行い、　　　　　　　関係者相互間の理解を深めると共に、ＬＰガス産業の健全な発展に資する。（２）方法　　全国９ヵ所の各経産局管内の主要都市にて開催する（３）参加者　消費者委員…………各都道府県消費者団体の幹部等　　　　　　　事業者委員…………各都道府県ＬＰガス協会の幹部等　　　　　　　学識経験者委員……知見を有する大学教授等　　　　　　　自治体………………各都道府県のＬＰガス担当部署及び消費生活担当部署　　　　　　　行政…………………経済産業省、地方経済産業局、地方産業保安監督部　　　　　　　オブザーバー………ＬＰガス業界団体　　　　　　　報道関係
２議事次第
（１）開会挨拶　　　東北経済産業局　資源エネルギー環境部資源･燃料課　的場　透　課長　本日の懇談会ですが最初のテーマはＬＰガスの料金透明化･取引適正化についてでございます。この問題につきましては平成２９年以降液石法省令及び運用解釈通達の一部改正、取引適正化ガイドラインの制定など制度の見直しを行うとともに、ＬＰガス業界においてもＬＰガス販売指針の改定を重ね啓蒙普及に努めていただているところでございます。特に無償貸与･無償配管問題につきましては、本年３月から液化石油ガスワーキンググループを再開し、ＬＰガス事業者間の過当競争等による消費者が不利益をかぶっている現状を是正し、地域のエネルギーとして重要な位置づけを維持するため、ＬＰガス料金の透明化に資する取引適正化に向けた今後の方針を示すことを目的として、ＬＰガス業界を含めた委員の皆様と議論し今後の方向性を取りまとめる予定としております。業界のさらなる発展のため関係者一丸となりまして、これからも消費者からの声に真摯に対応していただきたいと考えております。続いて二つ目のテーマですがＬＰ事故の発生状況等についてでございます。ＬＰガスの安定供給の前提は安全です。昨今秋田県における豪雨その他各県で災害クラスの大雨浸水被害等が多く発生しております。本日ご出席の皆様方におかれましてはエネルギーの柱の一つであるＬＰガスの安全かつ安定的な供給にご努力されてきましたことに深く感謝申し上げます。今後ともご協力よろしくお願いいたします。本日のいずれのテーマもＬＰガス事業の健全な発展にとって非常に重要なテーマとなっております。ご出席の皆様の間で忌憚のない意見交換ができればと考えておりますと挨拶がありました。
（２）懇談　司会・進行：東北大学大学院経済学研究科　　　吉田　浩教授　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テーマⅠ．「ＬＰガスの料金透明化・取引適正化」について　①　学識経験者委員による資源エネルギー庁・エルピーガス振興センターの事前プレゼン　　　テーションに関し概要の取り纏め　②　消費者委員からの質問・意見等　③　消費者委員の質問への事業者委員からの回答・意見等　④　行政のＬＰガスの料金透明化・取引適正化の取組みについてテーマⅠ.を総括し、吉田教授より次のコメントがありました。ＬＰガス業界だけでなく、不動産業界側ともきちんとコミュニケーションをとらないと改革はうまくいかないのとのご意見が多数あるので、国土交通省を巻き込んだ情報交換を進めていくことは重要だと思います。また、設備貸与が住宅施設を充実させてきた側面もあると思うので、住宅金融支援機構などの資金を貸すところも巻き込みながら進めていくことも一案かと思われます。利害関係者は非常に多いのだということを改めて認識すべきだと思います。テーマⅡ．「保安」について　①　学識経験者委員による経済産業省ガス安全室の事前プレゼンテーションに関し　　　概要の取り纏め　②　消費者委員からの質問・意見等　③　消費者委員の質問への行政からの回答　④　消費者委員の質問への事業者委員からの回答・意見等（3）総括：東北大学大学院経済学研究科　吉田　浩教授全体を総括し、吉田教授より次のコメントがありました。議論を簡単に総括しますと新しい料金体系、契約に関する規制に関しては販売事業者側、消費者側共に肯定的なご意見だったと思います。綺麗に整理されることはよろしいことだと思います。ただその場合に家主側も巻き込んだこととしては国土交通省とも情報交換しながら、一方的に販売事業者だけが問題解決のために負担を負うということがないようにという論点や視点が提示されたかと思います。
（広報室）

経済産業省資源エネルギー庁の委託事業「石油ガス流通・販売業経営実態調査」として、当センターが実施する東北地方ＬＰガス懇談会が、去る9月11日に開催されました。対象の青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の消費者委員、事業者委員、学識経験者委員、自治体及び行政が出席しました。本年度のテーマとして予め設定した、 ①ＬＰガスの料金透明化・取引適正化について ②保安（ＬＰ事故の発生状況等）各テーマについてそれぞれ活発な意見交換が行われました。本年度も、テーマに基づきエリアを越えた共通課題に対し、従前にも増して議論が深まりました。
１ＬＰガス懇談会について
（１）目的　　ＬＰガス取引適正化の観点から、ＬＰガスの諸問題について、消費者団体、　　　　　　　事業者団体、自治体、学識経験者等が一堂に会して意見交換・議論を行い、　　　　　　　関係者相互間の理解を深めると共に、ＬＰガス産業の健全な発展に資する。（２）方法　　全国９ヵ所の各経産局管内の主要都市にて開催する（３）参加者　消費者委員…………各都道府県消費者団体の幹部等　　　　　　　事業者委員…………各都道府県ＬＰガス協会の幹部等　　　　　　　学識経験者委員……知見を有する大学教授等　　　　　　　自治体………………各都道府県のＬＰガス担当部署及び消費生活担当部署　　　　　　　行政…………………経済産業省、地方経済産業局、地方産業保安監督部　　　　　　　オブザーバー………ＬＰガス業界団体　　　　　　　報道関係
２議事次第
（１）開会挨拶　　　東北経済産業局　資源エネルギー環境部資源･燃料課　的場　透　課長　本日の懇談会ですが最初のテーマはＬＰガスの料金透明化･取引適正化についてでございます。この問題につきましては平成２９年以降液石法省令及び運用解釈通達の一部改正、取引適正化ガイドラインの制定など制度の見直しを行うとともに、ＬＰガス業界においてもＬＰガス販売指針の改定を重ね啓蒙普及に努めていただているところでございます。特に無償貸与･無償配管問題につきましては、本年３月から液化石油ガスワーキンググループを再開し、ＬＰガス事業者間の過当競争等による消費者が不利益をかぶっている現状を是正し、地域のエネルギーとして重要な位置づけを維持するため、ＬＰガス料金の透明化に資する取引適正化に向けた今後の方針を示すことを目的として、ＬＰガス業界を含めた委員の皆様と議論し今後の方向性を取りまとめる予定としております。業界のさらなる発展のため関係者一丸となりまして、これからも消費者からの声に真摯に対応していただきたいと考えております。続いて二つ目のテーマですがＬＰ事故の発生状況等についてでございます。ＬＰガスの安定供給の前提は安全です。昨今秋田県における豪雨その他各県で災害クラスの大雨浸水被害等が多く発生しております。本日ご出席の皆様方におかれましてはエネルギーの柱の一つであるＬＰガスの安全かつ安定的な供給にご努力されてきましたことに深く感謝申し上げます。今後ともご協力よろしくお願いいたします。本日のいずれのテーマもＬＰガス事業の健全な発展にとって非常に重要なテーマとなっております。ご出席の皆様の間で忌憚のない意見交換ができればと考えておりますと挨拶がありました。
（２）懇談　司会・進行：東北大学大学院経済学研究科　　　吉田　浩教授　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テーマⅠ．「ＬＰガスの料金透明化・取引適正化」について　①　学識経験者委員による資源エネルギー庁・エルピーガス振興センターの事前プレゼン　　　テーションに関し概要の取り纏め　②　消費者委員からの質問・意見等　③　消費者委員の質問への事業者委員からの回答・意見等　④　行政のＬＰガスの料金透明化・取引適正化の取組みについてテーマⅠ.を総括し、吉田教授より次のコメントがありました。ＬＰガス業界だけでなく、不動産業界側ともきちんとコミュニケーションをとらないと改革はうまくいかないのとのご意見が多数あるので、国土交通省を巻き込んだ情報交換を進めていくことは重要だと思います。また、設備貸与が住宅施設を充実させてきた側面もあると思うので、住宅金融支援機構などの資金を貸すところも巻き込みながら進めていくことも一案かと思われます。利害関係者は非常に多いのだということを改めて認識すべきだと思います。テーマⅡ．「保安」について　①　学識経験者委員による経済産業省ガス安全室の事前プレゼンテーションに関し　　　概要の取り纏め　②　消費者委員からの質問・意見等　③　消費者委員の質問への行政からの回答　④　消費者委員の質問への事業者委員からの回答・意見等（3）総括：東北大学大学院経済学研究科　吉田　浩教授全体を総括し、吉田教授より次のコメントがありました。議論を簡単に総括しますと新しい料金体系、契約に関する規制に関しては販売事業者側、消費者側共に肯定的なご意見だったと思います。綺麗に整理されることはよろしいことだと思います。ただその場合に家主側も巻き込んだこととしては国土交通省とも情報交換しながら、一方的に販売事業者だけが問題解決のために負担を負うということがないようにという論点や視点が提示されたかと思います。
（広報室）